1日目
コロナ第7波が押し寄せる直前、初夏の忙しさで疲れ果てた体と頭を癒すために夏の温泉へ出かけることにした。
日本秘湯を守る会のスタンプ帳が貯まったものの、使用期限が迫っていたのも背中を押されている。
少し所要があったため、同行者には先に行っていてもらった。仙台でレンタカーを借りてくれている。
私は何とか宿の夕食に間に合う電車に乗るべく1時過ぎに用事を終えて新宿を発ち大宮へ向かう。無事に山形新幹線に乗車。指定席をとっていたが、昼過ぎの時間帯だからかとても空いていた。これで乗り継ぎは大丈夫そうなので、やっと旅のワクワクに身を任せられる
14:01大宮発→(やまびこ 63号盛岡行)→15:53古川着
古川で無事降車して、ここから在来線に乗り換える。ここはさすがJRなのでSuicaでも全然乗り継ぎがスムーズにいける。硬券欲しかったのだけどすっかり忘れいた。
16:04古川駅発→(陸羽東線 鳴子温泉行各停)→16:55鳴子温泉駅着
陸羽東線はなんとか営業しているが営業に苦戦している路線だそう。ローカル線はどこもそうなのではないか・・鳴子温泉駅は古き木造の駅舎で観光地という雰囲気を醸し出して素敵な駅だった。
ここまできました。
なんと宿の方が車で迎えに来てくださいました。3分ほどで旅館に到着。着いた途端に同行人が早速湯上りの姿でうろついていた。
元祖うなぎ湯の宿 ゆさや旅館
この木造建築は国の登録有形文化財に登録されているそうです。どういう旅館、温泉を選ぶか迷いますね。
荷物を置くなり、夕飯前にひと浴びしたく内湯でさっと体を洗ったら、予約してもらった離れの露天風呂へ。ゆさや旅館には各宿泊者30分限定の予約制で離れの露天風呂を貸切して入れる。なんとか私が着く頃に調整してもらった。到着次第予約が可能なので、チェックイン時に到着するのがおすすめ。(こうゆうの最近多くて、良いのか悪いのか・・)
旅館の建物から坂道も含めて歩いて2,3分くらいのところにある「茜の湯」。かなり広めの湯舟。解放感しかなくて、夜はさすがに危ないかもしれない。湯は硫黄含むアルカリ性。さっぱり、少し熱めで良い風呂でした。のぼせるのでお水を持っていくのが良いと思う。この辺りは風邪も涼しくて暑いという感じではなかった。
夕食
待ちに待った夕食です。部屋からすぐ近くの広間で、区切られていたので貸切のようなかたちでゆっくり頂く。全体的な食事のクオリティはかなり高いと思われます。創作料理も交えており新しい味にもトライしている感じでした。お肉はもちろん、お刺身の鮮度が良くて驚きだった。
こちらの食事はおススメ本当におすすめ。
鳴子温泉のお風呂
夕食の後は急いでお風呂です。鳴子温泉街にはそれはもう沢山の温泉施設があって、旅行者には入れない場所も沢山存在しています。 住んでいる方たちは、日常的に家のお風呂はほぼ使用せず温泉に入っている方々がほとんどだそうです。
おすすめされまして、早稲田稲田大学の研究生が温泉を発掘したという歴史のあるお風呂に入りに行きます。「鳴子・早稲田桟敷湯」
宿からGoogleに誘導してもらって歩いて5,6分で到着。すごい大きい建物です。通常大人は550円ですが20時以降は330円で入れます。洗い場もあります。天井がものすごく広くて、実は2階建てとかだった建物をぶち抜いたんだとか。解放感があるのと硫黄の匂いが十万していて最高。いい湯でした。
さあ、宿の方へ戻ります。
次の目的地はゆさや旅館宿泊者は無料で入浴が出来る「滝の湯」。打たせ湯が有名な浴場です。共同浴場ですが、旅行客も入浴が可能です。ゆさやのすぐ隣です。旅館で配布している無料券の持参を忘れないように。この「滝の湯」は地元の保存会によって運営されており、ゆさやもその大きな役目を担っているそうです。温泉の運営にゆさやが協力しているためそういったサービスがあるのだとか。
夜は21時には閉まってしまうのと、朝も10時までとなるようです。温泉は硫黄泉ですがさっぱりともしています。浴槽内ではお静かに。
館内のお湯も楽しみます。内湯は男女それぞれ一つずつ。夜に入れ替えになります。「うなぎ湯」と呼ばれているように、少しぬるぬるしているため名づけられたそうです。泉質はアルカリ線。内湯も非常に良いお湯でお肌もしっとり、傷がなくなったんじゃないとか気のせいだとか。鳴子温泉は近くのエリアでいながら異なる泉質のお湯を楽しめます。贅沢ですね。
2日目
翌朝も入れ替えの内湯を楽しみ、朝食。
朝食もは昨晩と同じ場所にて。もうご飯のおかずがモリモリ・・見ただけでお腹がいっぱい。昔ながらの納豆が嬉しい。豆腐とかお味噌もおいしいし、宮城ならではの笹かまやずんだも入ってて最高。申し訳ないですが食べきれません。食後においしいコーヒーを淹れてくださいました。
さ、この後が今回の旅の一番の目的地に移動します。宮城から山形までの移動に少し観光を挟みます。
お昼「封人の茶屋・時空」良い雰囲気のお店でした。この辺りは中山道のなので道中なので芭蕉の詩が多く出てきます対面に。対面に芭蕉が泊まった封人の家
*こちらの記事は2022年7月時点のものになります。最新情報は鳴子温泉峡、旅館などの公式の情報をチェックください。
旅の続きはこちら→2022夏 日本秘湯を守る会【山形】銀山温泉 能登屋旅館~予約のとれない旅館の夏の 露天風呂~
旅の様子をブログに乗せています。記事の一覧はこちらへ