2022年夏の終わり。初めて、念願の乗鞍岳へ!!高い山は夏に限られるので毎年迷うけどやっとタイミングがあった。
乗鞍岳は岐阜県高山市と長野県松本市の県境に位置する。一応岐阜県という扱い。本州を太平洋と日本海と分ける分水界上の最高峰だとか。日本百名山のひとつで北アルプスの南端に位置し、剣ヶ峰(3026m)を最高峰に23の峰と7つの湖、8つの平原からなる名山。付近までシャトルバスを乗り換えて畳平バスターミナルまで辿り着けるので非常にアクセスが良いです。マイカー規制を続けているので要注意。
乗鞍岳はココ
・東京から乗鞍へ
私たちの出発は2022年9月10日土曜日。出発前にアクシデント。
9月9日の朝に、岐阜の平湯バスターミナルから畳平へと続くスカイラインが土石流で道が封鎖されてしまい通行止め、シャトルバスも運行止めになったとのこと。大雨の影響とのこと。それを9月9日の夕方に、旅館の方がご丁寧にお電話をくださいました。新宿から高速バスで平湯、平湯からシャトルバススカイラインで畳平へ向かおうと思っていたので急いでプラン変更!長野から電車とバスを乗り継いで向かうことに。新宿から松本まで特急で行こうと思ったが、なんと朝の便は既に満席。高速バスで行くことに。
朝7:55新宿バスタから松本行の高速バスへ乗車。途中で渋滞に巻き込まれます。これは忘れてた、、もう1本早いバスに乗ってもよかったな。バスが渋滞には注意、と心に留めました。12時15分頃松本駅のバスターミナルへ到着。予定の1時間遅れ。出来たら12時9分発の電車に乗りたかったけど乗れませんでした。
気を取り直して松本駅にてお昼ご飯! 名物のクルミ蕎麦を頂きます。
非常においしかった。蕎麦も量が多め。満足。食べ終わった頃にはもう電車の出発時刻。
松本駅で切符を購入。松本駅から新島々駅までの電車&新島々から乗鞍観光センターへのバスのセットの切符の往復券を購入(4120円)
13:29松本駅出発、2両編成のワンマンカーにて終点の新島々へ14時頃到着。
ここまでくると緑が非常に多くなっている。駅前には我らが乗り継ぐバスがスタンバイされていました。これに乗らなくてはいけない!
午後だからか非常に空いていました。
14:10新島々を出発。山道をぐんぐん登って、乗鞍観光センターへ到着。
とても大きなスポットで、食事するところもあるし、お手洗いもあります。ここで最後のバスに乗り継ぎます。
実はこの時間に着かないと宿まで辿り着けない時刻だったので本当に一安心。15時過ぎです。山としてはもう下山の時刻。ただまだまだ陽は出てるし天候もよく緑に囲まれて大興奮。
畳平バスターミナル行のシャトルバスに乗り継ぎ。
15:30畳平行の最終便のシャトルバスに乗り込みます。往復3300円。現金精算のみなので気を付けるべし!
このルートはとにかく山道の蛇行が続きます。心地よい揺れで眠気に襲われるけど気づくと絶景が・・もうこんな中で過ごせるのかと思うとわくわくが止まらないわけです。
そして16:20頃にバスターミナル到着。
少し寒いけど、なんとか半袖でも少しなら過ごせそう。もう山では夜なので人はまばら。でもまだ登山している方々がちらほらいる。
往路のトラブルがなければ私たちも登っていたことでしょう。でも到着出来ただけでも満足です。
この日は白雲荘に停まります。
畳平のバスターミナル付近で運営している山荘は2件のみです。そのうちの1件で予約がとれました。
到着してチェックイン。なんと個室が取れたとのことで個室を抑えて頂いていました。(もし個室が空いたら変えて欲しいと伝えていました)
宿の方にご挨拶し、色々施設の利用について説明してもらいました。
もう楽しい。
私たちは池川ではなくて山側の部屋でした。いろんな個室は2階。1階は大部屋(ドミトリー)いろんな虫や鳥の鳴き声が聞こえる。
お風呂は夕食は17時から、日の入りが18時前後、入浴は19:30まで、消灯が21時だもんでこれは案外いそがしや。
部屋で荷物整理していたら夕食の準備が出来たと呼びに来てくれ、すぐに1階の食堂へ。
なんと、飛騨牛のすき焼き。野菜もたっぷり。お酒も飲める。私は控えめにノンアルで。皆ロング缶飲んでるよ笑
食堂から見える外の景色が綺麗で、ほわーっとしてくる。今年一番幸せの時なんじゃないかと思うくらい。
ゆっくりごはん頂いていてそのあと外の景色を堪能していたら雨も降ってきちゃって。
お風呂入ったり。お風呂は基本的に持ち混みの洗剤系はNGです。シャンプーとかはあります。
でもドライヤーはないから私は髪は根元だけ洗います。汗かいてないし涼しいから大丈夫(だと思う)広い湯舟もあって素晴らしいです。
余裕があればドライシャンプー持参が良いでしょう。
少ししたら雨が止んで外は綺麗な月(この日はなんと中秋の名月)と星々が。一生見ていられそう。
だけど消灯時刻に部屋に戻ります。21時になるとばつっと消灯します。部屋にコンセントはあるけど消灯すると通電しないので充電できないです。
コンセント使えること自体有難いのだけど。
ヘッドライトつけてトイレやら歯磨いて就寝。隣の部屋の話し声は余裕で聞こえます。なので、みんなお静かに。布団に入ってすぐ寝ました。
4時起床。夜中にトイレ行く人とか、出かける人とか、音はかなり響くし、興奮しているのもあって何度か目は冷めたけど寝覚めはすっきり。
朝は5時半くらいに電気が着くとのことでみんなヘッドライトして準備。防寒対策の着替えとコンタクトくらいつけて出かけます。
朝陽を見に行くのです!宿からすぐの大黒岳へ。
一見高い山に見えるんだけど、宿の方がおしえてくれたように、15分くらいで登れた。
登ったころには日の出までの綺麗な空。日が出てからより、出る前が綺麗なんですね。
雲海と山と空と太陽と、向こうにはまだ月もいる。
この景色を見れただけで、今回の旅はもう終えてもいいんじゃないかってくらい絶景です。
朝陽がのぼって5時半過ぎくらいに戻ることにします。まだずっと見てたいけど、この後ちゃんと登山したいので一旦宿に戻って準備。もうしっかり登山開始している人もいる。
もどって間もなくすると6時。朝ごはんを知らせてくれて、朝ごはん。
窓から見える朝日がもう主張がすごくて眩しがりながらおいしく朝ごはんをいただく。
宿では登山中に荷物を置かせてもらえるので、荷物を準備して7時過ぎに小屋を後にします。
私はナップザックに防寒と水と間食、酸素とカメラを持って身軽に出かけます。天気がものすごく良くて、自然に囲まれて楽しくて仕方ない。
剣ヶ峰を目指します。お花畑を通って、富士見ヶ岳を横目に、ぐんぐん歩きます。
景色がよくて最高。肩の小屋という山小屋まできたら、ここからが剣ヶ峰への本格ルート。
見た目は結構険しい岩道という感じ。
1時間くらいで登れるはず。山道は最初は広いですが大きな岩が多いので要注意です。
途中結構狭い道やバランスの取りにくいところもあるので油断しているとこけそう。私は案外心拍も体力も余裕という感じでしたが、友人は息切れと岩道に手間取っていました。
心拍に不安がある人は是非酸素缶を持っていくことをおすすめします。酸素と水をとることが高い山では大事だと思う。
嘘だと思ってもだいぶ楽になります。過去富士山に登った時にそう思ったので、今回念のため酸素缶を持参しました。自分には使わなかったけど友人が回復して良かった。
見た目では長い道のりに見えるのですが、歩くと結構進んでいくのが不思議だった。
途中途中で絶景ポイントがあって、あっという間に(?)剣ヶ峰に到着。ルートが狭いので気を付けよう。
山頂はやはり撮影スポットになっていて大行列。。結構危ないね。もう少し撮影したかったけど、自分の記憶にとどめておくことに!自分のことだけ考えちゃいけない。
ちょっと残念だったのは本当のピークでは山頂は曇ってしまって、一瞬雲が消えた時もあったけど完璧ではなく残念。
着いたのは10時時くらいだったのかなー、忘れた。でも帰りの電車もあるので少し休憩しながら下山。
帰ることはまた登山客が増えていました。こりゃ渋滞するね。くだりも気を付けていきますが。私は一度すべってこけました。
たいしたことなくて良かった。あと履いていたスタビラックスが機能したのか、まったく足の負担を感じなかった。靴がスニーカーだったのに。だからこけたんだけど。
帰りも絶景を楽しみながらゆっくり来た道を戻ります。
12時過ぎくらいに山荘へ戻ってきて預けた荷物整理しつつ、コーヒーを頂きました。
ゆーっくり最後の景色を楽しみます。
時間はあっという間に過ぎてバスの時刻も近づいたのでバスターミナルの方へ向かいます。13時発のバス目指し。待っている方も結構います。
観光センターでお土産購入タイム。私はお昼用におにぎりを購入します。お土産も種類が豊富で結構時間つぶしになります。
そろそろと思ってバス乗り場へ戻るとなんとバス乗客で長蛇の列。乗れるんだろかーと思いながら待っていたらバスが増えていって、うまく割り振ってくれていました。
帰りも綺麗な景色を堪能してバスに揺られます。皆心地よい疲れを感じているみたい。
乗鞍のバス乗り継ぎでは、だいぶ乗客は減ります。マイカーで来ている人が多いんだなー。バスを乗り継いで新島々へ。
新島々から松本への電車はほぼ登山客で埋め尽くされいて、地元の人には少し申し訳ない気持ち、、
でももう座らないとってくらい疲労がね、、心地よい疲労がきています。
松本到着。お土産購入して、帰りはバスではなくて特急で帰ります!
しかし帰りのこの特急も朝に予約をしたら結構満席近くで、先に予約しておいて良かったとつくづく思いました。
実際私たちが乗る頃には満席。友人たちとは近いけれど通路越し前後というような配置でした。こんなに混んでるんだ、、びっくり。
そして特急の「あずさ」は今までも何回か乗ったことはあったのに景色を見たことがなかったのか、車内から富士山が綺麗にみるなんて知らなかった。
私たちは大興奮で新宿まで非常に楽しい時間を過ごしました。
ということで、移動時間は煩雑な部分もあり長い移動で少し大変でしたけど本当に疲れがふっとぶ景色に癒されました。
マイカーなくてもたどり着ける人気のスポット。山小屋はすぐに埋まるのでお気をつけて
乗鞍岳は非常におすすめスポットです。この後1週間くらいは乗鞍岳の思い出に浸って過ごしました。
また行きたい。今度はライチョウもみれたらな!そしてスカイラインに乗れたら嬉しい!
最新の情報飛騨高山関連、アルピコ交通、JRなどの各公式の情報をご確認ください。この旅は2022年9月に行った時のものです。
旅の様子をブログに乗せています。記事の一覧はこちらへ
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